【完全版】ANA提携航空会社特典航空券を攻略!Zone1-A/1-Bの違いと「38,000マイル」で東南アジアを周遊する神ルート
ANAマイルを貯めている方なら一度は耳にする「提携航空会社特典航空券」。 しかし、ANA公式サイトの解説は専門用語が多く、「Zone1-Aと1-Bで何が違うの?」「どうやってルートを組めばお得なの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
実は、この仕組みを正しく理解するだけで、わずか3,000マイルの追加で東南アジア(Zone 4)の人気都市を巡るような「超絶コスパ旅」が可能になります。
本記事では、2025年からの新制度も踏まえ、具体的な実在便をベースにその攻略法を徹底解説します。
1. 提携航空会社特典航空券とは?
ANAマイルを使って、以下の航空会社の便に搭乗できる特典航空券です。
- スターアライアンス加盟航空会社(ユナイテッド航空、シンガポール航空、タイ国際航空など計26社)
- スターアライアンス・コネクティングパートナー
- ANA独自提携航空会社(マカオ航空、エティハド航空など)
⚠️ ここが重要ポイント
旅程の中にANA便が含まれていても、提携航空会社便が「1区間でも」入れば、自動的に「提携航空会社特典航空券」のチャートが適用されます。 また、スターアライアンス便同士であれば、複数の航空会社を自由に組み合わせることが可能です。
2. 旅程の基本ルール(乗り継ぎ・途中降機)
特典航空券を最大活用するために、まずは「回数」の制限を把握しましょう。
途中降機(24時間以上の滞在)
- 片道利用:不可(24時間以内の乗り継ぎのみ)
- 往復利用:目的地以外に1回まで可能
乗り継ぎ上限回数
- 日本国内:往路1回 + 復路1回
- 海外:往路2回 + 復路2回
- 合計フライト数:最大で往復6区間まで搭乗可能! ※目的地は乗り継ぎ回数に含まれません。
3. 「Zone1-A」と「Zone1-B」の違いを完全理解
日本発着の旅程では、この「区分」が必要マイル数を大きく左右します。
■ Zone1-A(シンプル往復)
以下の条件をすべて満たす旅程です。
- 国際線往復が2区間のみ(日本→海外、海外→日本)
- 乗り継ぎがある場合は、「日本国内線のみ」であること。 つまり、「海外で都市を追加しない」最もシンプルな形です。
■ Zone1-B(周遊・乗り継ぎあり)
Zone1-Aの条件に当てはまらない、以下のような旅程はすべてZone1-Bとなります。
- 海外区間を追加した(例:バンコクからシンガポールへ移動)
- 海外都市を周遊する
- オープンジョー(行きと帰りの都市が異なる)
- 第三国を経由して目的地へ向かう
4. 【具体例】Zone1-Aの旅程(実在する便で検証)
実際にどのようなフライトがZone1-Aになるのか、実例を見てみましょう。
例①:地方発の韓国往復(Zone 2)
- 往路:福岡 → 東京(羽田)(ANA便) / 東京(羽田) → ソウル(金浦)(アシアナ航空 OZ1035便)
- 復路:ソウル(金浦) → 東京(羽田)(アシアナ航空 OZ1085便) / 東京(羽田) → 福岡(ANA便)
判定:海外区間は「東京⇔ソウル」の往復2区間のみ。日本国内の乗り継ぎだけなので、Zone1-Aが適用されます。
例②:離島発のアメリカ往復(Zone 6)
- 往路:宮古 → 沖縄 → 東京(ANA便) / 東京(成田) → ロサンゼルス(ユナイテッド航空 UA33便)
- 復路:ロサンゼルス → 東京(成田)(ユナイテッド航空 UA32便) / 東京 → 沖縄 → 宮古(ANA便)
判定:海外区間は「東京⇔ロス」の往復2区間のみのため、Zone1-Aです。
5. 【具体例】Zone1-Bの旅程(周遊・追加区間あり)
例①:欧州2都市周遊(Zone 7)
- 東京 → パリ(ANA便)
- パリ → フランクフルト(ルフトハンザ航空 LH1031便)※海外区間追加
- フランクフルト → 東京(ANA便 または ルフトハンザ便)
判定:海外での移動(パリ→フランクフルト)が含まれるため、Zone1-Bとなります。
例②:東南アジア・オープンジョー(Zone 4)
- 東京 → バンコク(タイ国際航空 TG643便)
- プーケット → バンコク → 東京(タイ国際航空)
判定:到着地(バンコク)と出発地(プーケット)が異なるオープンジョー旅程のため、Zone1-Bです。
6. 必要マイル数比較表(Zone1-A vs 1-B)
Zone1-Bになっても、追加されるマイル数は驚くほどわずかです。(エコノミークラス往復)
| 目的地ゾーン | 主な国・地域 | Zone1-A | Zone1-B | 差額 |
|---|---|---|---|---|
| Zone 2 | 韓国・ロシア1 | 15,000 | 18,000 | +3,000 |
| Zone 3 | アジア1 (台北、マニラ等) | 20,000 | 23,000 | +3,000 |
| Zone 4 | アジア2 (タイ、シンガポール等) | 35,000 | 38,000 | +3,000 |
| Zone 5 | ハワイ | 40,000 | 43,000 | +3,000 |
| Zone 6 | 北米 | 50,000 | 55,000 | +5,000 |
| Zone 7 | 欧州 | 55,000 | 62,000 | +7,000 |
※Zone 4(東南アジア)の場合、単純往復なら35,000マイルですが、たった3,000マイル足すだけで周遊が可能になります!
7. 旅程の禁止ルール(注意点)
どんなルートでも組めるわけではありません。以下の2点は特に注意が必要です。
- 出発国への再立ち寄り禁止
- ❌ 東京 → 札幌 →(ソウル経由)→ 東京 → フランクフルト
- 出発地(日本)を出た後、目的地へ行く途中で再び出発国(日本)を通過することはできません。
- 目的地より高いゾーンの経由禁止
- ❌ 東京 → ニューヨーク(Zone 6) → ホノルル(Zone 5/目的地)
- 目的地(ハワイ:Zone 5)より必要マイル数が多い北米(Zone 6)を途中で経由することはできません。
8. 【2025年6月〜】待望の新制度:片道発券が解禁!
2025年6月24日以降、提携航空会社特典航空券において「片道利用」が可能になります。
- 必要マイル数:往復の半分(50%)
- メリット:片道はマイル、片道はLCCといった柔軟な旅程や、予約の難易度が高い路線の「片道確保」が可能になり、自由度が爆発的に上がります。
9. 最強の使い道:38,000マイルで「東南アジア超周遊」
この記事で最もお伝えしたいのが、Zone 4(東南アジア)でのZone1-B活用です。 タイやシンガポールが含まれるZone 4は、単純往復(Zone1-A)が35,000マイル。周遊(Zone1-B)にしてもわずか38,000マイル。この3,000マイルの差で、最大6区間の旅が作れます。
■ 実在する便で組む「4カ国・6区間」最大効率ルート例
スターアライアンスの就航便に基づいた、実際に発券可能な神ルートがこちらです。
- 東京(成田) → 台北(エバー航空 BR197便)
- 台北 → バンコク(タイ国際航空 TG633便)
- バンコク → クアラルンプール(タイ国際航空 TG415便)※目的地
- クアラルンプール → シンガポール(シンガポール航空 SQ107便)※途中降機
- シンガポール → ホーチミン(シンガポール航空 SQ172便)
- ホーチミン → 東京(成田)(ANA便 NH832便)
【この旅程の凄さ】
- これだけ飛んで必要マイルは38,000マイル。
- 台湾、タイ、マレーシア、シンガポール、ベトナムの5カ国(寄港含む)を一気に巡ります。
- シンガポール(Zone 4)で「途中降機(24時間以上の滞在)」をすれば、しっかり観光も楽しめます。
10. まとめ:東南アジア周遊はマイラーの特権
ANA提携特典航空券において、東南アジア周遊は最もコスパが高い使い方の1つです。
- Zone 4(タイ、シンガポール、マレーシア等)はZone1-Bを狙うべし。
- 単純往復との差は、わずか3,000マイル。
- 最大6区間まで乗れるルールをフル活用して「一筆書き」の旅を作る。
一度の旅行で複数の都市を巡りたい、飛行機にたくさん乗りたいという方にとって、38,000マイルでこれだけのボリュームを楽しめるのは驚異的です。ぜひ次の旅行計画に、この「超周遊ルート」を取り入れてみてはいかがでしょうか?

