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【2026年8月29日】大雨・台風の通信障害が復旧 富山県初の「JAPANローミング」と混雑時5Gの実力

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【2026年8月29日】大雨・台風の通信障害が復旧 富山県初の「JAPANローミング」と混雑時5Gの実力

2026年8月29日(土)のモバイル業界は、週末ということもあり、大型の料金改定や新端末発表は少なめでした。

一方で見逃せないのが、大雨や台風18号で影響を受けていた携帯電話サービスの復旧です。富山県氷見市では、県内で初めて非常時事業者間ローミング「JAPANローミング™」が提供されました。

このほか、ソフトバンク「Fast Access」の花火大会における通信テスト、Google Pixel 11 Proシリーズの実機写真、ドコモオンラインショップの販売動向などが公開されています。

8月29日の主なモバイル業界ニュース

  • 富山県氷見市で、県内初となる「JAPANローミング™」を提供
  • 石川県・富山県の大雨による通信障害が各社で復旧
  • 台風18号による楽天モバイルの通信影響も復旧
  • ソフトバンク「Fast Access」を花火大会で検証
  • Pixel 11 Pro・Pro XL・Pro Foldのクイックフォトレビュー公開
  • ドコモの7月販売ランキングで2万2,000円のarrows We3が5位
  • 「IIJmio meeting 37」の開催内容が公開

富山県初の「JAPANローミング™」を氷見市で提供

富山県は8月29日、大雨による停電などで携帯電話を利用しづらくなった氷見市において、非常時事業者間ローミング「JAPANローミング™」が提供されたと発表しました。

富山県内での提供は今回が初めてです。

JAPANローミング™は、契約している携帯会社のネットワークが災害などで利用できなくなったとき、NTTドコモ、KDDI・沖縄セルラー、ソフトバンク、楽天モバイルの別のネットワークへ切り替えて通信手段を確保する仕組みです。

2026年4月1日に4社共同でスタートした新しい災害対策で、氷見市では音声通話、SMS、データ通信、緊急通報を利用できる「フルローミング方式」が提供されました。

データ通信速度は送受信最大300kbpsです。動画視聴や大容量通信には向きませんが、メッセージの送受信や災害情報の確認など、緊急時の連絡手段としては非常に大きな意味があります。

なお、JAPANローミング™は通常時の通信を完全に置き換えるものではなく、提供開始まで時間がかかる場合や、端末によって手動でネットワークを選ぶ必要がある点には注意が必要です。

石川県・富山県の通信障害は各社で復旧

大雨による基地局の停電や伝送路の故障で、石川県と富山県の一部に通信への影響が出ていましたが、8月29日午後までに各社が復旧を発表しました。

事業者 主な影響期間 対象・復旧状況
NTTドコモ 8月28日8時30分頃~8月29日15時48分 石川県・富山県の一部。ドコモとドコモ回線利用MVNOが復旧
KDDI 8月28日13時頃~8月29日15時28分 石川県羽咋市、富山県氷見市。au、UQ mobile、povo、au回線MVNOが復旧
ソフトバンク 8月27日14時頃~8月29日16時22分 氷見市、羽咋市、宝達志水町。SoftBank、Y!mobile、LINEMOなどが復旧
楽天モバイル 8月29日までに順次復旧 パートナー回線エリアは15時28分、旧ドコモ回線プランは15時48分に復旧

楽天モバイルについては、楽天回線全体の障害ではありません。

「Rakuten最強プラン」などをパートナー回線エリアで利用していた一部ユーザーと、旧プランをドコモ回線で利用していた一部ユーザーが、接続先事業者の障害による影響を受けたものです。

台風18号による楽天モバイルの影響も復旧

鹿児島県と沖縄県の一部で発生していた、台風18号による楽天モバイルの通信影響も、8月29日15時頃に復旧しました。

対象となったのは、鹿児島県大島郡の瀬戸内町、徳之島町、天城町、伊仙町、和泊町、知名町と、沖縄県伊平屋村です。

「Rakuten最強プラン」「Rakuten最強U-NEXT」に加え、Rakuten Turboや楽天回線MVNOなどにも影響がありました。楽天モバイルによると、原因は台風に伴う停電などです。

パートナー回線エリアについては、前日の8月28日20時41分に先行して復旧しています。

復旧後もつながりにくい場合は、機内モードのオン・オフか端末の再起動を試してみてください。JAPANローミング™を手動で選択した場合は、ネットワーク選択を「自動」に戻す必要があります。

あすぱらの独自解説

今回注目したいのは、障害が起きたことだけではなく、4キャリアが持つネットワークを災害時に相互利用できる仕組みが、実際の被災地域で動いたことです。

JAPANローミング™の最大300kbpsは、普段のスマホ通信と比べればかなり遅い速度です。しかし、このサービスが目指しているのは速度競争ではなく、「どこかの通信網が生きていれば連絡手段を残す」ということ。災害対策として評価するなら、速度よりも接続手段が増えたことが重要です。

楽天モバイルも救済される側だけでなく、独自ネットワークを持つMNOとして4社共同の仕組みに参加しています。エリアの広さでは先行3社に及ばない地域もありますが、4つ目のネットワークが存在すること自体が、非常時の選択肢を増やしています。

通信障害への備えとしては、異なる回線を使うデュアルSIMも有効です。ただし、JAPANローミング™によって、1回線しか契約していない利用者にも最低限のバックアップ手段が用意された点は大きな前進だと思います。


ソフトバンク「Fast Access」、花火大会では2倍以上の差も

8月29日、ソフトバンクの通信優先サービス「Fast Access」を、混雑する花火大会で試した検証記事が公開されました。

Fast Accessは、対象プランを契約しているユーザーの5G通信へ、通常より多くの無線リソースを割り当てるサービスです。

サービス開始日は、ペイトク2とテイガク無制限が2026年6月2日、従来のペイトク各プランとメリハリ無制限+が7月1日です。

追加料金はかかりませんが、5G SA対応スマートフォンと5G SA対応SIMが必要です。従来プランでは別途申し込みも必要になります。

花火大会会場付近で行われた検証では、打ち上げ約2時間半前の駅前で次の結果が記録されました。

回線 下り 上り
Fast Access対応回線 71Mbps 5.85Mbps
非対応回線 25.4Mbps 2.41Mbps

本番直前のさらに混雑した時間帯では、対応回線が下り4.72Mbps、非対応回線が2.22Mbpsでした。

優先通信による差は確認できた一方、基地局そのものの収容能力が限界に近づくと、Fast Accessでも速度は大きく低下しています。これは通信速度を保証するサービスではなく、場所や時間、電波状況によって効果も変わります。

あすぱらの独自解説

スマホ料金の競争はこれまで、「何GB使えるか」「何ポイント戻るか」が中心でした。Fast Accessは、そこに「混雑時の優先度」という新しい比較軸を持ち込んでいます。

イベント会場へよく行く人にとっては、数十Mbpsの最高速度より、混雑中でも決済アプリや地図、SNSが動くことの方が重要です。その意味では、実用的な付加価値といえます。

一方、現時点でドコモと楽天モバイルには、個人向け料金プランにひも付いた同等の優先通信サービスは確認されていません。これはソフトバンクとauの分かりやすい優位点です。

楽天モバイルには料金体系の分かりやすさや、データ利用量を細かく気にせず使える強みがあります。今後、プランを複雑にせず混雑対策を強化できれば、かなり魅力的な組み合わせになりそうです。


Pixel 11 Proシリーズ、3モデルの実機写真が公開

8月29日、Google Pixel 11 Pro、Pixel 11 Pro XL、Pixel 11 Pro Foldのクイックフォトレビューが公開されました。

3機種はいずれも8月20日に発売済みで、8月29日に新しく発表・発売された端末ではありません。今回公開されたのは、サイズ感や外観を写真で確認できる記事です。

機種 画面 重量 主な取扱キャリア
Pixel 11 Pro 6.3インチ 204g ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル
Pixel 11 Pro XL 6.8インチ 226g ドコモ、au、ソフトバンク
Pixel 11 Pro Fold 外側6.5インチ/内側8インチ 239g ドコモ、au、ソフトバンク

楽天モバイルは、Pixel 11とPixel 11 Proの2モデルを取り扱っています。

楽天モバイルにおける一括価格は、Pixel 11の256GBが13万9,900円、Pixel 11 Proの256GBが18万9,900円です。

初めて対象プランへ他社から乗り換え、対象端末をセットで購入するなどの条件を満たすと、最大1万6,000ポイントが還元されます。

「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」では、48回払いで購入した端末を所定の時期に返却することで、最大24回分の支払いが不要になります。ただし、楽天カードが必要で、返却時には3,300円の事務手数料がかかります。端末の状態によっては故障費用も発生するため、一括価格、ポイント還元、返却前提の金額は分けて考えましょう。

あすぱらの独自解説

個人的にバランスが良いと感じるのは、6.3インチ・204gのPixel 11 Proです。

Pro XLやPro Foldほど大きくなく、それでいて上位カメラやHiLightなどのPro機能を利用できます。楽天モバイルがこの標準サイズのProを取り扱っているため、多くの人にとっては十分に比較候補へ入るでしょう。

一方、大画面のPro XLや折りたたみのPro Foldを楽天モバイルで購入できないのは、明確なラインアップ上の弱点です。楽天モバイルは売れ筋のPixel 11と11 Proに集中し、ドコモ・au・ソフトバンクは高価格帯まで幅広くそろえる、という違いが見えてきます。

楽天ポイントを普段から使う人なら還元を含めた実質負担は魅力的ですが、ポイントの利用期限や返却条件まで確認して選ぶのがおすすめです。


ドコモ販売ランキング、2万2,000円のarrows We3が5位

8月29日に公開されたドコモオンラインショップの2026年7月販売ランキングでは、「iPhone 17(256GB)」が1位を維持しました。

注目は、6月25日に発売された「arrows We3 F-52G」です。一括2万2,000円という価格で、前月のランク外から5位へ上昇しました。

一方、6月に2位だった27万2,910円の「Xperia 1 VIII SO-51G」は、7月にはトップ10圏外となっています。

これはドコモオンラインショップという1つの販売チャネルの結果であり、日本全体の販売シェアを示すものではありません。それでも、高価格なフラッグシップだけでなく、価格を抑えた実用端末への需要が強いことがうかがえます。

あすぱらの独自解説

iPhoneの強さは相変わらずですが、2万円台のarrows We3が5位に入ったのも象徴的です。

AI機能やカメラの進化が注目される一方、「連絡、決済、地図が使えて、壊れにくければ十分」という層もかなり大きいということです。

楽天モバイルにとっても、高価格端末だけでなく、回線料金の安さを生かせる手頃な端末の品ぞろえは重要です。端末と通信費の合計額で選ぶ人が増えるほど、シンプルな段階制料金を持つ楽天モバイルには追い風になりそうです。


「IIJmio meeting 37」は9月5日に開催

IIJは、ユーザー向けイベント「IIJmio meeting 37」を9月5日に東京・飯田橋のIIJ本社で開催します。

8月29日に公開された案内では、開催時間は12時30分から17時30分、会場定員は200人、参加料は無料とされています。会場参加には事前登録が必要ですが、13時20分頃から予定されているオンライン配信は登録不要です。

会場では最新スマートフォンの展示に加え、OPPO、モトローラ、Samsungの担当者による折りたたみスマートフォンのトークセッションも予定されています。

これは新料金プランの発表ではありませんが、MVNOの運営側とユーザーが直接交流できる貴重なイベントです。


まとめ

8月29日は大きな料金改定や新端末発表が少ない一日でしたが、通信インフラの信頼性という意味では重要な動きがありました。

特に、富山県氷見市で県内初となるJAPANローミング™が提供されたことは、2026年4月に始まった4キャリア共同の災害対策が、実際の被災地域で機能した事例として注目されます。

楽天モバイルについても、台風18号による自社ネットワークの影響と、接続先事業者に起因するパートナー回線・旧プランの影響がそれぞれ復旧しました。

一方、平常時の通信品質では、ソフトバンクのFast Accessが混雑時に一定の効果を示しています。料金の安さやポイントだけでなく、災害時の代替通信とイベント時のつながりやすさも、今後の携帯会社選びで重要になってきそうです。

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