2025年5月13日 09:08
※本記事は筆者個人の調査および検証に基づくものであり、楽天モバイル株式会社の公式見解ではありません。
はじめに 〜「街なかで楽天モバイルの5Gが不安定に感じる」理由
都市部や駅周辺などの「街なか」において、楽天モバイルの5G通信が不安定に感じられる理由は以下の通りです:
- 楽天モバイルは、本格的な5G専用ネットワーク(スタンドアロン:SA方式)を採用している。
- 高速通信が可能なSub6やミリ波といった高周波帯を主に使用しており、電波が直進的かつ遮蔽物に弱いという特性がある。
- 5Gエリアの整備が発展途上であり、カバー範囲の限界や基地局間の切り替え(ハンドオーバー)における制御が未成熟なケースがある。
このように、技術的には先進的である一方で、エリア整備状況などによってユーザーが不安定さを感じやすい状況が現れているものと考えられる。
1. NR型(NSA方式)とSA方式の技術的違い
NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの主要キャリアは、5Gサービス導入にあたり、既存の4G用周波数帯域を流用(NR化)した「ノンスタンドアロン(NSA)」方式を採用している。
この構成は、4G LTEのコアネットワークをそのまま活用しつつ、5G用の無線アクセス(NR)を追加することで、短期間かつ低コストで広域な5Gエリア展開を可能としている。
一方、楽天モバイルは2020年以降の新規参入キャリアであることもあり、当初からスタンドアロン(SA)方式による5Gサービスの整備を進めている。これは、5G専用のコアネットワークと無線アクセスの両方を構築する方式であり、真の意味での5G性能(高速・低遅延・高同時接続)を引き出すポテンシャルを持つ。
2. 楽天モバイルにおけるSA型5Gと不安定性の関係
楽天モバイルの5Gは、主にSub6帯(3.7GHz帯:n77など)およびミリ波(28GHz帯:n257)を活用している。これらは5Gに特化した帯域であり、通信速度や容量に優れる反面、以下のような物理的・構造的制約が存在する:
- 高周波数帯の特性により遮蔽・減衰に弱い(直進性が高く、建物や壁などに遮られやすい)
- 基地局の密度が必要(都市部などでは基地局間の補完が求められる)
- 5G⇔4G間のハンドオーバー制御が完全ではない(通信中に切り替えがうまくいかず、一時的な通信不安定が起きやすい)
このような構成から、特に都心のビル街や地下空間においては、5Gに接続しても実効速度が出ない、あるいは頻繁に切断されるといったユーザー体感につながるケースがある。
3. 他キャリアにおけるNSA方式の実用性と比較
対照的に、他キャリアにおけるNSA方式は、既存のLTEインフラを活用することで、以下のような利点を持つ:
- 広範なエリアで5Gの表示が可能
- 建物内・地下でも安定的に通信が継続
- ユーザー体感としての“つながりやすさ”を実現
ただし、NSA方式はコアネットワークが4Gのままであるため、低遅延・高同時接続といった5Gの本来的性能は限定的である点に注意が必要である。
4. 考察とまとめ
楽天モバイルが採用するスタンドアロン(SA)型5Gは、将来的に高品質な通信サービスを実現する上で重要な基盤である。しかしながら、現時点ではエリア構築や端末対応、制御技術において過渡期であり、ユーザー体験として“5G=不安定”という印象を持たれやすいことは否めない。
一方、既存キャリアのNSA方式は「現実的な安定運用」を志向しており、現時点の体感値では優れて見える面もある。両方式にはそれぞれの長短があり、ユーザーは自身の利用環境や期待値に応じて選択することが求められる。
参考文献・出典
- 総務省|第5世代移動通信システム(5G)
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/5g/index.html - 楽天モバイル|5Gエリア・ネットワーク情報
https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/5g/ - NTTドコモ|5Gサービスの概要
https://www.nttdocomo.co.jp/5g/ - KDDI au|5Gネットワーク構成について
https://www.au.com/5g/ - ソフトバンク|5Gサービスガイド
https://www.softbank.jp/mobile/network/5g/
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