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「プロマネの真髄、ここに極まれり。」——0→1の鬼才が語る本質と現場のリアル

その他

2025年5月12日 16:00

プロマネの仕事論|たけのこの仕事論シリーズより

(この記事は、国際線の機内でWi-Fiが繋がらなかったためにヒマで書かれたものです。また折を見て追記予定です🤣。よろしければコメント、スキ、お待ちしていますw)

埋め込み記事: https://note.com/embed/notes/n7cb3a1bfa332

0.「プロジェクト」「プロマネ」とは何か?

皆様は「プロマネ(プロジェクト・マネジャー)」と聞いて、どのような役割を思い浮かべるでしょうか?

✅ IT業界でシステム導入の旗振りをする人
✅ 建設業界で大規模JV案件をまとめる人
✅ 何だかよく分からないけど全体調整をしている人

などなど、立場や経験によって印象はさまざまだと思います。

しかし、PMBOK(Project Management Body of Knowledge)第6版の定義によれば、プロジェクトとは「独自の所産を生み出す有期の業務」であり、それに対する概念が「定常業務」です。

この定義に立ち戻ると、実は私たちが日常で行っている次のような行動も、立派な「プロジェクト」になります。

✅ 飲み会の幹事業務
✅ 旅行の計画と遂行
✅ 家族間の役割分担の調整

私自身もプロマネ畑にいた関係で、普段の生活にも「プロマネ」を取り入れつつ、例えば楽天モバイル設立時の2000人BBQパーティー企画(総合幹事として30名ほどの幹事を取りまとめ)から、自身の結婚式のタスク管理まで、WBS(Work Breakdown Structure)、ガントチャート、QA表、予算管理表などを用いて遂行してきました。

そして重要なのが、「セオリーに基づきつつ、プロジェクトに応じて良い方法をテーラリングする」こと。これはPMBOKが示す非常に本質的な考え方です。

目次

  1. 0.「プロジェクト」「プロマネ」とは何か?
    1. 私のタイプについて
    1. プロジェクトの成功率とPMBOK
    1. PMBOK第6版と第7版の違い
    1. 知識領域の活用
    1. 機能別組織とプロジェクトの摩擦
    1. プロジェクト憲章とスコープ管理
    1. コミュニケーションマネジメントプランの設計
    1. 終結フェーズと中止の決断
    1. 教訓記録簿(Lessons Learned)の重要性
プロマネ記事イメージ

1. 私のタイプについて

世の中のマネジャーは大きく以下の3タイプに分類されると私は考えています。

1️⃣ 0→1型:新規事業や新たな枠組みをつくるのが得意な人
2️⃣ 1→100型:既存の仕組みをスケーラブルに拡大できる人
3️⃣ 100を守る型:定常運用を高い品質で維持できる人

私は、明確に0→1型です。型の違いに優劣はなく、どれか一つでも欠けると組織が機能しません。それぞれが連携することで、初めて組織の健全な成長が実現されます。

2. プロジェクトの成功率とPMBOK

プロジェクトの成功率は業界や規模にもよりますが、一般的に3割〜7割と言われています。この成功率を少しでも上げるために開発されたのがPMBOKです。

PMBOKは「だいたいの場合にだいたい上手くいくためのセオリー集」であり、特に第6版では体系的な10の知識エリアと5つのプロセス群が定義されています。

なお、第7版以降は大きくアジャイルや原則ベースに舵を切っており、現在は6版を基本に、7版を補完的に理解するのが実務的に最もバランスが取れていると考えます。

3. PMBOK第6版と第7版の違い

🌟 第6版:プロセスベース。知識エリア(10領域)× プロセス群(立ち上げ、計画、実行、監視・コントロール、終結)で構成。

🌟 第7版:原則ベース。12の原則と8つのパフォーマンス領域を提示。アジャイル対応を強化。

PMBOK第7版の登場により、「プロジェクトマネジメント=厳密な手順に従うもの」から、「状況に応じて最適化・適応するスキル」に変化しています。

4. 知識領域の活用

私がよく使う10の知識エリアは以下です。

  1. 総合マネジメント
  2. スコープマネジメント
  3. スケジュールマネジメント
  4. コストマネジメント
  5. 品質マネジメント
  6. 資源マネジメント
  7. コミュニケーションマネジメント
  8. リスクマネジメント
  9. 調達マネジメント
  10. ステークホルダーマネジメント

これに「立ち上げ・計画・実行・監視コントロール・終結」のプロセスを掛け合わせると、どの段階で何を管理すべきかが整理できます。優れたプロマネは、これらの視点が自然に頭に入っており、抜け漏れなく対応しているものです。

5. 機能別組織とプロジェクトの摩擦

機能別組織(Functional Organization)とプロジェクトベース組織の間では、以下のような摩擦が生じやすいです。

  • 評価権限やリソース配分の問題
  • 指示命令系統の不明確さ
  • リーダーシップの衝突

こうした場面で私が活用するのが「ステークホルダーマトリクス(関心度 × 影響度)」です。誰が本当に意思決定を握っているか、影響力を持っているかを可視化して判断することが、衝突回避と成果創出の鍵になります。

6. プロジェクト憲章とスコープ管理

プロジェクト憲章(Project Charter)は、プロジェクトの存在理由と大枠の範囲、関係者、目標などを明示する最重要文書です。

この文書に基づかない機能追加や仕様変更は「スコープ・クリープ」と呼ばれ、リスクの温床となります。さらに「金メッキ(金メッキ効果)」と呼ばれる無駄な機能追加も防止すべきです。

プロマネとしては「いい感じに柔軟に対応しながら、しっかりガードする」という絶妙な舵取りが求められます。

7. コミュニケーションマネジメントプランの設計

会議体の設計、チャットグループの運用設計、情報共有のフロー作成、1on1面談の設定など、コミュニケーション設計はプロマネの要です。

プロジェクトが複数走る現代では、無駄な会議や冗長なチャットはプロマネの時間を蝕みます。私は現在8つのプロジェクトを同時に見ていますが、効率化のために定期的に「会議の棚卸し」をしています。

8. 終結フェーズと中止の決断

プロジェクトの終了には、

✅ 成功による終結
✅ 失敗や外的要因による中止

の2つがあります。どちらであっても、目的達成という観点から「次のアクションに繋げる」視点が重要です。

「とりあえずやる」ではなく、「どうすれば目的達成できるか」を考える思考は、楽天モバイルのGet Things Doneマインドとも通じる部分があります。

9. 教訓記録簿(Lessons Learned)の重要性

プロジェクトの最終成果として「教訓記録簿(Lessons Learned Register)」を残すことは、組織の資産として極めて重要です。

✅ どんなステークホルダーがいたか
✅ どんな問題が起こり、どう対処したか
✅ どのテンプレートが使いやすかったか

こうした記録が次のプロジェクトの成功確率を高めていきます。

10. 最後に|プロマネという生き方

私は、0→1型のプロマネとして新たな仕組みを創ることに情熱を持っています。しかし、1→100や100を守る人たちを心から尊敬しています。

プロマネという仕事は「人と仕組みを繋ぐ橋渡し役」。立場や専門性を越えて、良いプロジェクトを成功に導く。そのために、これからも挑戦を続けていきたいと思います。

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(この記事は、国際線の機内でWi-Fiが繋がらなかったためにヒマで書かれたものです。また折を見て追記予定です🤣)

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