マレーシア航空に乗っていると、突然届くことがある「MHupgrade」の案内。
今回、私のところにもメールが来ました。
「おっ!ビジネスクラスのアップグレード、入札できるのか!」
と思って開いてみたら……ちょっと違いました(笑)
どうやら通常の入札はすでに終わっていて、表示されていたのは「この金額を払えばアップグレードを確定できますよ」というタイプのオファー。
しかも、感覚的には最高入札額クラスの金額。いやいや、さすがにこの値段は出せないww ということで今回は見送りました。orz
ただ、これがMHupgradeをちゃんと調べるいいきっかけになりました。「そもそも入札と即時確定は何が違う?」「メールが来る前に自分から確認できた?」「実は今回も入札権利があった?」あたりを、マレーシア航空の公式情報を中心に整理します。
先に結論。
MHupgradeには「金額を提示して申し込む入札型」と、表示された金額を払ってその場で確定させる「Instant Upgrade」があります。メールを待つだけでなく、公式サイトから予約番号を使って対象可否を確認できるので、次回からは早めにチェックしておくのがよさそうです。
MHupgradeとは?
MHupgradeは、マレーシア航空(Malaysia Airlines)が提供している有償アップグレードサービスです。
対象となる予約では、エコノミークラスからビジネスクラス、便や設定によってはさらに上位クラスへのアップグレードを申し込めます。最初からビジネスクラス航空券を買うのとは違い、すでに持っている航空券に追加料金を払って上位クラスを狙う仕組みです。
公式案内はこちら。Malaysia Airlines「MHupgrade」公式ページ
MHupgradeは「入札」だけではない
今回いちばん勘違いしやすいのがここです。
MHupgradeという名前を見ると「自分で金額を決めて入札するサービス」というイメージが強いのですが、現在の公式規約にはInstant Upgradeも記載されています。
| 方式 | 仕組み | 確定 |
|---|---|---|
| Upgrade Offer | 自分で希望額を提示する入札型 | 航空会社が承認すれば成立 |
| Instant Upgrade | 提示された固定価格で購入 | 購入成立なら原則その場で確定 |
| Last Minute Upgrade | 空港などで出発直前に購入 | 空席・条件次第 |
今回私に届いたものは、普通の「好きな金額で入札してください」という案内ではなく、「この金額なら今アップグレードを確定できます」というInstant Upgrade系のオファーと考えるのが自然でした。
「入札できる!」と思ったら、すでに入札終了後だった
メールが来た瞬間の私の頭の中は完全にこれ。
「おっ!入札できるのか!」
ところが実際に画面を見てみると、自由に金額を入れる感じではありませんでした。
ざっくり言えば、「入札フェーズは終わっているけれど、この提示額を払うなら席を確定させますよ」という状態。
これがなかなかのお値段でして(笑)。ビジネスクラスは魅力的だけど、この金額なら今回はいいかな……ということで、そのままエコノミー継続です。
じゃあ実は、もっと前なら入札できた?
ここが今回いちばん気になったところ。
公式ページを見ると、対象者にはメールなどで案内される場合がある一方で、自分からMHupgradeのページで予約情報を入力して対象か確認することもできます。
つまり、「メールが来るまで待たないとMHupgradeを使えない」というわけではありません。
今回も、もう少し早い段階で予約番号から確認していれば入札画面が出ていた可能性はあります。
ただし、ここは「絶対に入札できた」とは断定できません。対象可否や提示されるアップグレード方法は予約・便・空席・タイミングなどによって変わるため、最初は対象外で、直前になってInstant Upgradeだけ出てきた可能性もあります。
なので今回の反省点はシンプル。
次回はマレーシア航空を発券したら、メールを待たずに一度MHupgradeの対象チェックをしておく。
これですね。
入札はいくらで出せばいい?
これは正解がありません。
入札画面では最低額などが表示されることがありますが、アップグレードの承認ロジックは公開されていません。単純に「一番高い人が必ず勝つ」というオークションと同じだと考えない方がよさそうです。
私なら、最初からこう考えます。
「この金額ならビジネスになったら嬉しい。でも落ちても別に困らない」
このラインをそのまま入れるのが一番いいと思います。
例えばエコノミー5万円に対してアップグレード2万円なら、合計7万円でビジネスクラス。これはちょっと楽しい。
でもアップグレード8万円で合計13万円、最初からビジネスを買っても14万円だった……となると、「それなら最初からビジネス買えばよかったじゃん」となります。
入札画面を見るとゲーム感覚で上げたくなりそうですが、元のビジネスクラス運賃との差額は一度見た方がいいです。
Instant Upgradeが出たら、入札額と比較
出発が近づくと、固定価格のInstant Upgradeが提示されることがあります。
ここで大事なのは「直前なら必ず安い」と思わないこと。
固定価格なので判断は簡単ですが、その金額が自分にとって妥当かどうかは別問題です。今回の私はまさにここで、「確定できるのは魅力的だけど、この値段は無理ww」となりました。
一方、入札で少し高めに入れていた人にとっては、確定価格との差が小さければ「もう確定させちゃおう」という判断もありそうです。
2人以上の予約は総額に注意
夫婦や友人との旅行で特に注意したいのが人数です。
アップグレード画面で「1人あたり○○円」と見えていても、同じ予約に複数人が入っていれば総額は人数分になります。
例えば1人30,000円で2名なら、支払総額は60,000円。
画面上の数字だけ見て「3万円ならアリ!」と思って進むと、最後に「あ、2人で6万円か」となるやつです(笑)。
アップグレード後のサービスは?
通常のMHupgradeが成立すると、対象条件の範囲で上位クラスの座席や優先サービス、ラウンジなどを利用できる場合があります。
長距離便はもちろん、KUL(クアラルンプール)でラウンジを使えるなら、その価値も含めてアップグレード額を考えたくなります。
今回私はクアラルンプールのGolden Loungeも利用しましたが、あれを含めて長めに滞在できるなら、確かに「ちょっと上乗せしてビジネス」という誘惑は強いです。
マイル積算は「元の航空券」を意識
マイル修行・ステータス修行勢が気になるのがここ。
有償アップグレードで座席がビジネスクラスになったからといって、必ずしもビジネスクラス運賃としてマイルやステータスポイントが積算されるわけではありません。
公式規約では、元の航空券の運賃条件が引き続き適用される項目があります。JALなど他社のマイレージプログラムへ積算する場合も、アップグレード後の見た目だけで判断せず、元予約クラスと各プログラムの積算条件を確認した方が安全です。
Last Minute Upgradeは別物として考える
さらに出発直前には、空港で購入するLast Minute Upgradeが提示されることもあります。
これも「ビジネスクラスに上がる」という意味では似ていますが、通常のMHupgradeとサービス条件が同じとは限りません。
特に手荷物、機内食、ラウンジなどはアップグレード方式によって条件が異なる可能性があるため、空港で購入する場合はその場で「何が含まれるか」を確認した方がよさそうです。
次回から私がやること
今回を踏まえて、次にマレーシア航空へ乗る時はこんな動きにします。
航空券を発券したら早めにMHupgrade対象か確認 → 自分が払ってもいい上限で入札 → 出発前にもう一度確認 → Instant Upgradeが出たら入札額や元のビジネス運賃と比較。
そして高かったら普通にエコノミー(笑)。
これくらいがちょうどいい気がします。
まとめ:MHupgradeは「ビジネスを安く買う裏技」ではなく、選択肢を増やす仕組み
今回のメールは「入札できる!」と思わせておいて、実際には「この金額なら今確定できますよ」というオファーでした。
値段を見て私は即決できず、そのまま見送り(笑)。
でも結果的には、MHupgradeの仕組みを知るいいきっかけになりました。
MHupgradeは「絶対に安くビジネスクラスへ乗れる裏技」というより、自分が払ってもいい金額で上位クラスに乗れる可能性を増やしてくれる仕組みと考えるのがしっくりきます。
そして今回の私のように「もっと前なら入札できたのかな?」と後から気になるくらいなら、次回から早めに対象確認しておくのが一番。
まあ、また次回に……!
※本記事は2026年9月22日時点で確認できるMalaysia Airlines公式情報をもとに作成しています。MHupgradeの対象便、受付期間、価格、サービス内容は予約や時期によって異なる場合があります。利用時は必ず公式サイトの最新条件をご確認ください。

