こんにちは、あすぱらです。
ANAのシンプル運賃、購入画面まで進んでみたことありますか? 私は2026年5月に初めて進んでみて、「ここまではっきり書いてあるんだな」と思いました。
ただ、注意書きが分かりやすいことと、どちらを買うか迷わないことは別なんですよね。キャンセル料まで見ると、シンプルとスタンダード、普通に悩みます。。今回はエコノミークラスを中心に、料金の安さだけでは見えない違いを整理しました。
制度・店舗情報は2026年10月11日に確認。体験談は本文に記載した訪問・投稿時点の内容です。

最初に結論。日程と席へのこだわりで選びたい
日程が固まっていて、早い段階で座席を指定する必要がなく、変更できない条件も納得できるならシンプルが候補になります。便の変更に備えたい、早めに座席を決めたい、預ける荷物が多いなら、スタンダードとの差額を見る意味があります。
さらに当日の予定が読みづらい場合は、フレックスまで比較したいところ。ただし「フレックスならキャンセルも完全無料」とは限りません。それぞれの条件を分けて確認しましょう。
| エコノミークラス | シンプル | スタンダード | フレックス |
|---|---|---|---|
| 予約変更 | 不可 | 条件付きで可・変更手数料あり | 可・変更手数料なし |
| 運賃差額 | 変更不可 | 変更時に差額調整あり | 変更時に差額調整あり |
| 事前座席指定 | 出発24時間前から | 無料で可 | 無料で可 |
| 無料受託手荷物 | 23kg×1個 | 23kg×2個 | 23kg×2個 |
| アップグレード | 不可 | 可(空席などの条件あり) | 可(空席などの条件あり) |
| 取消手数料 | あり | あり | あり |
2026年5月19日以降の搭乗分に適用される通常の運賃ルールです。セール運賃・特典航空券・ツアーの航空券は、それぞれの条件を確認してください。上位会員向けの取り扱いなど、別の条件が適用される場合もあります。

シンプルで気になるのは、座席指定のタイミング
私が撮影した購入画面には、事前座席指定ができない運賃または運航会社である旨の案内が出ていました。この表示を見て、そのまま支払いに進むかどうかを考えるわけです。
現在の公式ルールでは、シンプルの座席指定は出発時刻の24時間前から。オンラインチェックイン時に空いている席を指定します。つまり、購入直後に好きな席を確保できるという前提ではありません。
一人で「空いている席から選べればいい」なら受け入れやすくても、家族で並びたい、通路側に座りたい、機材ごとの特定席を狙いたい場合は、この差が大きい。スタンダードでも希望席が必ず残っているとは限らないので、購入前の座席状況確認は必要です。
変更できる=いつでも無料、ではない
スタンダードは同一区間・同一運賃内での予約便変更が可能ですが、手数料がかかります。しかも、変更後の便が高ければ運賃差額も必要です。予約変更手数料と運賃差額は別枠なので、片方だけ見てはいけません。
| 変更する時期 | スタンダードの予約変更手数料 |
|---|---|
| 購入後~搭乗日45日前 | 税抜運賃額の約5% |
| 搭乗日44日前~28日前 | 税抜運賃額の約8% |
| 搭乗日27日前~出発時刻前 | 税抜運賃額の約10%(変更期限にも注意) |
| 出発時刻以降 | 変更不可 |
特に注意したいのは、旅行開始前の変更期限です。全区間未搭乗なら、変更時に適用する運賃の事前購入期限(1・28・45日前)を満たす必要があり、搭乗日当日に前後便へ変更することはできません。一部搭乗済みの場合は当日変更が可能という違いがあります。
「スタンダードを買ったから、空港に早く着いたら前の便へ」という使い方を、旅行開始前から当然にできると思っていると困ります。この点は、同じ「変更可」という一言では伝わりにくいですね。

取消手数料は、出発日が近づくほど差が大きい
| 払い戻す時期 | シンプル | スタンダード |
|---|---|---|
| 購入後~搭乗日45日前 | 税抜運賃額の約20% | 税抜運賃額の約10% |
| 搭乗日44日前~28日前 | 税抜運賃額の約40% | 税抜運賃額の約20% |
| 搭乗日27日前~出発時刻前 | 税抜運賃額の約60% | 税抜運賃額の約30% |
| 出発時刻以降 | 税抜運賃額の100% | 税抜運賃額の100% |
出発時刻以降は、消費税と旅客施設使用料のみ返金される扱いです。往復・乗り継ぎをまとめて予約した場合は、予約記録全体を基準に手数料がかかるルールがあるため、片道だけの感覚で計算しないことも大切です。一部利用済みの場合は別途計算となり、単純に未搭乗区間の代金が戻るとは限りません。
数字を置くと、迷う理由が分かる
例えば、税抜運賃をシンプル20,000円、スタンダード23,000円と仮定します。実際の販売価格ではなく、考え方を見るための例です。搭乗日27日前以降、出発時刻前に全区間未使用で取り消すなら、手数料の目安はシンプル12,000円、スタンダード6,900円。
そのまま予定どおり乗れば、シンプルのほうが税抜3,000円安い。一方、取り消した場合に失う金額は、この仮定ではスタンダードのほうが小さくなります。「キャンセルするかもしれないから必ず高いほう」でも、「安いから必ずシンプル」でもなく、その旅行の確かさと差額を一緒に見るということですね。

荷物とアップグレードも忘れずに
エコノミークラスの無料受託手荷物は、シンプルが23kgまで1個、スタンダードとフレックスが23kgまで2個。荷物の多い旅行では、航空券の差額だけでなく追加手荷物料金も含めて比べたいです。
また、シンプルはアップグレード不可。あとから上のクラスを検討する可能性があるなら、ここも購入前に確認が必要です。スタンダードでも、アップグレードできる空席や手続き条件があるので、購入しただけで上位クラスが確保されるわけではありません。
私なら、予約ボタンを押す前にこの順番で見る
- 日程は本当に固まっているか。変更ではなく旅行そのものを取り消す可能性はあるか。
- 購入時点で席を選びたいか。同行者と並ぶ必要はあるか。
- 荷物はいくつ預けるか。アップグレードも考えるか。
- 同じ便の差額と、変更・取消になった場合の負担を比べる。
- 最後に、その予約画面で表示される条件を確認する。
安い運賃には、その分の条件がある。それ自体は理解できるんです。でも、自分の予定に当てはめると悩ましい。だからこそ、買う前に数分だけ条件を読む価値はあるなと思いました。
よく気になるところ
シンプルはキャンセルできないの?
予約変更はできませんが、払い戻しの取り扱いはあります。取消手数料がかかるため、「キャンセル不可」と「無料では戻らない」は分けて考えましょう。
フレックスは無料で何でも変えられる?
変更手数料は不要ですが、変更先との運賃差額が生じる場合があります。自己都合の払い戻しも、出発時刻前は取消手数料500円の対象です。遅延・欠航時の特別な取り扱いは、今回の自己都合のルールとは別に確認してください。

