こんにちは、あすぱらです。
香港の金鐘、英語だとAdmiralty。ここから羅湖へ東鉄線で移動しようとしていたら、駅に「First Class」の文字を見つけました。
え、香港の電車にファーストクラスあるの?
調べてみると、私が想像していたような、飛行機のファーストクラス級のとんでもないお値段というわけでもなさそう。それなら一度乗ってみよう、ということで利用してみました。
椅子が少し柔らかい。そして、私が乗ったときは空いてるー! これはありかも。 今回はその写真と一緒に、料金の仕組みと乗り方をまとめます。
乗車:2026年10月23日。公式情報確認:2026年10月24日。実写2枚はあすぱら本人撮影。座り心地・混雑は今回の感想です。アイキャッチはAI生成のイメージ、本文図解は説明用のオリジナルです。
これが東鉄線のファーストクラス。ちゃんと椅子の電車です

実際に座った車内がこちら。紫系の柄が入った座席で、肘掛けもあります。飛行機の個室のような豪華さではなく、都市鉄道の移動を、ちょっと楽にする上級車両という感じですね。
私には普通の電車の椅子より少し柔らかく感じられました。この日のこの車内は空いていて、移動中に座っていられるのは、やっぱり楽です。香港から深圳へ入って、その先でも歩く予定だったので、ここで座れるのはありがたい。
もちろん、いつでも同じくらい空いているとは限りません。「絶対に座れるサービス」として紹介するつもりではなく、今回の乗車ではこうだった、という感想です。
今回の区間は金鐘→羅湖。深圳へ向かう東鉄線です

乗ったのは香港のMTR東鉄線。金鐘(Admiralty)から羅湖(Lo Wu)へ向かう区間です。「香港の地下鉄」と呼ぶとわかりやすいですが、ファーストクラスが香港の全路線にあるわけではありません。ここで紹介しているのは東鉄線のサービスです。
香港運輸署の羅湖への交通案内では、金鐘―羅湖の所要時間は約45分とされています。待ち時間や越境の手続きを含む時間ではありませんが、座席の違いを感じるには十分な移動時間ですよね。
今回は深圳へ向かうため、行先はLo Wu。東鉄線のもう一つの越境側の終点、落馬洲(Lok Ma Chau)とは分けて確認します。頭等に乗ることに気を取られて、行先を見忘れないようにしたいところです。
空港からここまでの乗り継ぎは、香港空港から羅湖を経由して深圳へ向かう鉄道ルートの記事にまとめています。この記事では、車両の選び方と利用手続きを詳しく見ていきます。
Octopusなら、乗る前にこの機械で認証する

これが、実際にタッチしたところの写真です。画面には「可乘搭頭等/Accepted for First Class Travel」と表示されています。「頭等」がファーストクラスのことです。
Octopusで利用する場合は、普通に改札を通るだけではなく、ファーストクラス専用の認証機にタッチします。MTR公式では、ホームや車両間の扉付近にあるFirst Class Processorで、乗り込む前に認証する手順を案内しています。
私の写真のように、成功したことが画面に出たかまで見ておくとわかりやすいですね。ほかの路線から金鐘で乗り換えた場合も、そのまま頭等へ進まず、東鉄線側で必要な手続きを確認します。
ここで紹介している実物は、私が利用したOctopusの例です。単程票や対象のQR乗車券には別の手順があるので、同じ操作だと思って進めないようにします。
単程票・QRでは、乗る前の準備が違います

| 利用方法 | 乗車前に確認すること |
|---|---|
| Octopus・対象の非接触カード | 頭等認証機で認証し、結果を確認 |
| 単程票 | 有効な頭等の乗車券を購入 |
| 対象のQR乗車券 | アプリで改札入場前にFirst Classを選択 |
QRの場合、公式は入場後や乗車中のクラス変更はできないと案内しています。車内で「やっぱり頭等にしよう」と思ったとき、どの支払い方法でも同じように変更できるわけではないんですね。
そして、有効な頭等の乗車券や認証がないまま利用すると、HK$1,000の追加徴収の対象です。これは通常のアップグレード料金ではありません。空いている席にちょっと座って、あとから差額を払えばよい、という感覚で使わないようにしたいです。
料金はいくら増える? 「普通運賃と同額の追加」が基本

MTR公式では、頭等の追加料金は同じ東鉄線区間の普通運賃に相当する額と説明されています。今回の金鐘―羅湖のように、東鉄線の区間で考えると、普通運賃に同額の追加分を重ねる、という見方です。
たとえば計算方法だけを示すなら、仮に普通運賃がHK$50の区間なら、同額の追加分を足してHK$100、という考え方になります。このHK$50・HK$100は説明用の仮の数字で、金鐘―羅湖の実際の運賃ではありません。
正確な金額は、MTRの公式運賃検索で出発駅・到着駅、大人/小児などの区分、支払い方法、クラスを合わせて確認してください。この記事では実支払額の固定表示ではなく、利用時に確認できる公式の計算方法と検索先を案内しています。
「ファーストクラス」と聞くと身構えますが、追加額と、座って移動できる時間を見て選ぶと考えやすいです。私は今回は、少し柔らかい椅子と空いていた車内を使えて、乗ってみてよかったと思いました。
公式:MTR・Octopus運賃検索 / MTR経路検索
空港エクスプレスの無料接続や、途中での移動は別に確認
空港から来る方が混同しやすいのが、Airport Express利用時の無料MTR接続です。条件を満たす場合の接続特典には羅湖・落馬洲も含まれますが、東鉄線のファーストクラスは対象外と案内されています。「空港線からだから、頭等の追加分まで無料」とは考えないようにしましょう。
また、普通車から車両間の扉を通って移る場合も認証が必要です。途中から少しだけ使うから、その短い区間分だけの追加で済む、とも限りません。乗り込む前に、今回の経路・支払い方法でどう計算されるかを確認するのがよさそうです。
行先・認証・乗車券、この3つを確認してから乗る

実際に使ってみると、難しい儀式があるというより、普段の乗り方に、頭等用の確認を一つ足すイメージでした。Octopusのときは、まず行先を見て、専用機へタッチし、認証結果を確認してから乗車する。この順番で覚えておくと迷いにくいと思います。
乗車後も、検札があったときに使ったカードや乗車券を提示できるようにしておきます。家族で移動する場合は、人数分それぞれの手続きが必要かをその場で確認してください。一人が認証したから全員よい、というものではありません。
羅湖に着いたら、深圳の地下鉄へそのまま直通ですか?
直通ではありません。香港を出て中国本土に入る手続きを経て、深圳側の地下鉄へ向かいます。頭等の料金を払ったことと、越境手続きや深圳地下鉄の料金は別です。
普通車が混んでいるときだけ使うのもありですか?
座席や空き具合を見て検討するのは一つの選び方だと思います。ただし、混雑や着席を保証するものではなく、途中での変更方法も支払い手段によります。公式ルールと当日の案内を確認して選びましょう。
あすぱらのまとめ:これは、移動を少し楽にする選択肢
香港で電車に乗ろうとして、ふと見つけたファーストクラス。実際に使った感想は、「椅子、ちょっと柔らかい。空いてる。これはあり」でした。
豪華なサービスを目当てにするというより、これからも歩く旅行の日に、移動中は少し楽をしたい。そんなときに候補に入れたい車両だと思いました。次に乗るときも、普通車との料金差と、その日の混み具合を見て考えそうです。
そして、乗るなら認証を忘れずに。金鐘から羅湖へ向かう方は、香港空港から深圳への鉄道ルートも一緒にどうぞ。香港への入境準備は、Go Hong Kongとe-Channelの記事で別に整理しています。

